瀬川小児科アレルギー科医院/三島市寿町の小児科・アレルギー科

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第48回日本アレルギー学会専門医教育セミナーに参加して

平成27年8月30日東京で日本アレルギー学会専門医教育セミナーに参加してきました。7つのセミナー(①~⑦)より成り立っています。
①「アレルギー疾患の検査法と治療総論」では成人気管支喘息の気道アレルギーの原因抗原スクリーニングパネルなどが参考になりました。
②「関節リウマチ治療の進歩と現状」では関節リウマチは関節痛から始まる疾患ですが、新分類基準により早期診断早期治療が可能となり、免疫抑制剤、生物学的製剤の早期の投与により関節の機能障害を残さないで治療できる時代となりました。早期の診断が重要で早期の医療機関の受診を勧めます。
③「アレルギー性鼻炎・花粉症」では重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択、免疫療法では皮下免疫療法、舌下免疫療法の話がありました。舌下免疫療法は自宅でやるので続けていけるかが大切です。
④「成人気管支喘息」では発作の誘発因子、発作増悪の危険因子、新しい喘息治療ステップでは治療ステップ3、4にLAMA(長時間作用性抗コリン薬)が加わること。LAMAは気管支拡張作用が有り、喘息と喫煙に関係の深いCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の両者に作用が期待できます。
⑤「小児気管支喘息と関連疾患」富山大学の安達先生が喘息の重症度とコントロール状態をわかりやすく図にて説明してくれました。
⑥「アレルギーが関与する眼疾患」はアレルギー性結膜炎(季節性と通年性)、アトピー性角結膜炎、春季カタル、巨大乳頭結膜炎の診断、治療について説明を受けました。ステロイドホルモンの点眼が必要な症例は、眼科へ紹介が必要との旨でした。
⑦「皮膚アレルギー疾患」では薬疹の見方、重症薬疹である多型紅斑型薬疹を来すスティーブンス・ジョンソン症候群の初期診断が重要だと認識しました。
この機会で勉強したことは、今後の臨床に役立てたいと思います。