瀬川小児科アレルギー科医院/三島市寿町の小児科・アレルギー科

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第66回日本アレルギー学会学術大会に参加して

2017年6月16日〜6月18日、東京国際フォーラムで群馬大学の土橋邦生先生の会頭により第66回日本アレルギー学会学術大会が開催されました。6月16日の開会式から6月18日の閉会式まで3日間参加しアレルギー学を勉強する機会を得ました。会長講演は、土橋先生が若い時に経験した一症例の原因が不明でそれを解明するためにその後研究生活に入ったとの貴重な話がありました。鶏卵ではアトピー性皮膚炎の児のスキンケアをしっかり行い6カ月から鶏卵を少量続けていくと1歳での鶏卵の摂取がコントロールより増加する報告がありました。ただしこれはリスクが伴いますので医師の管理下の推奨です。アトピー性皮膚炎のない児は通常の離乳食に添った鶏卵摂取でよいとの事です。
アレルギーの原因検索で施行される血液検査では、一度に多抗原を検索ができる方法もありますが、これは判定量で定量が必要な場合は、単抗原で検索できるImmuno CAPが良いとのことです。3日間充実した日々で、今後の臨床に活かしたいと思います。